どちらも不思議がいっぱい、感動がいっぱいのお話でした。
でも不思議なことが起こるときって必ずアリア社長の姿がありますよね。
もしかしたらアリア社長は不思議の国への道先案内
しれませんね。
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「その 雨の日の素敵は…」
灯里とアリシアが訪れたところはたくさんの小島が並んでいるうち
の一つ、日本をイメージして創られた文化村でした。
そこはたくさんの鳥居が立ち並び、お狐様の石造が灯里たちを
迎えていた。
灯里「おばちゃん、お稲荷さん10個ください」
その島にある一軒のお茶屋さんで名物のお稲荷さんを注文する灯里
おばちゃん「こんな気持ちのええお天気の日にはお狐様に会えるかも
しれまへんなぁ」
灯里「え?あ、会えるんですか?」
おばちゃん「ここのお狐様はお茶目な方やさかいに、人間の世界に
たまにふらりーと現れはるんや」
灯里「はへー、あいたひっ、あいたひっ、あいたひっ、あいたひっ
あいたひー」
会いたいじゃなくてあいたひって言うのがなんともかわいい(笑
おばちゃん「けど、気をつけなはれや。お狐様はごく稀に人を一緒に
連れ帰ってしまうことがあるんですわぁ」
連れて行かれたらもう二度と戻ってくることはできないと冗談交じり
に話すおばちゃん。
その頃アリア社長の前に仮面をかぶった1人の少年が現れる。
しかし、その姿に気づかない灯里たち
回復アイテムの「お稲荷さん」を手に入れた灯里たちはいざ冒険へと
旅立つのであった(マテ
鳥居が立ち並ぶ道を進んでいく灯里たち、すると灯里は自分たちとは
別の足音がすることに気づく。でも振り返ってみてもだれもいない。
アリシア「あらあらめずらしい、お天気雨ね」
その時、灯里たちの頭上にかすかな雨が降り注ぐ。
空は晴れているのに降る雨、それをお天気雨と呼んでいた。
灯里「お天気雨かぁ、摩訶不思議な言葉です」
アリシア「確かお天気雨には昔、素敵な別名があったはずなんだけど・・・」
しかしその言葉を思い出せないまま、灯里たちは雨宿りができる場所へと
移動する。
これがいわゆるアレなんですね(笑
アレの由来というのがいろいろな昔話があるようですが、一説には
式を人間に見られないようにするために雨を降らすのだとか
あとは狐火が連なる光景をアレと呼ぶこともあるらしいですねぇ。
なんかこういうのっていいですよね(笑
灯里「あれ?アリシアさん?」
雨宿りができたのはいいがアリシアとはぐれてしまった灯里とアリア社長
不安に駆られながらアリシアを探しに移動する灯里たち
先へ進むとそこにはたくさんの蝋燭が並んだ不思議な光景があった。
そして再び鳥居へと戻ってきた灯里
灯里「なんだかこの道、違う世界へつながってそうですね」
暗い鳥居の道を進んでいく灯里、しかしまた背後に違う足音が聞える
気がした。それは気のせいではなく確かにそこに誰かがいる気配があった。
怖くなった灯里はたまらず駆け出すのだが石畳につまづきその場に
座り込んでしまう。
その時どこからともなく鈴と太鼓の音が聞えてくる。
音がするその先からやがて着物で着飾られた人達が灯里たちのほうへと
やってくる。その中には花嫁らしき姿もあった。何故かみな狐のお面を
つけており、灯里たちの前までくると立ち止まり一斉に灯里のほうを
向くのだった。
お面をつけた行列、それはまさにお狐様だった。
驚きと恐怖のあまり言葉がでない灯里
その時、だれかが灯里の肩を叩く
驚きながらも振り向くとそこには先ほどアリア社長が出会った少年が
立っていた。
無言で手を差し出す少年
その瞬間おばちゃんの言った言葉を思い出す灯里
連れて行かれるかもしれないと思った灯里はとっさに持っていた
お稲荷さんを差し出す。
それを少年が受け取ると再びお面の行列は動き始めた。そしてお稲荷さんを
受け取った少年もその後を追い、灯里たちへと振り向き手を挙げながら
鳥居の奥へと消えていった。
そして我に帰る灯里とアリア社長
気がつくと雨が上がっていた。
そしてお茶屋さんへと戻ってきたところでアリシアと合流することが
できたのだった。
灯里「私会っちゃいました、お狐様の行列に」
そうアリシアとおばちゃんに報告する。
おばちゃん「昔からお狐様の大好物は油揚げやさかいに。もしほんまに
お嬢ちゃんが会えたのやったら、おばちゃんとこのお稲荷
さんのおかげかもわからんなぁ」
そうか、おばちゃんとお狐様はグルだったんだよ!お稲荷さんを巻き上げて
また買わせることによってお金を稼ごうとしたんだよ!(まてい
もしかするとおばちゃん自身もお狐様だったのかもしれませんね。
心がきれいな灯里だったから会わせてくれたのかも。
そして無くなってしまったお稲荷さんを買う灯里だったが
その帰り道、島の入り口で見たお狐様の石像に足元にお稲荷さんが
置いてあるのをアリシアが見つける。
灯里「もしかして、お狐様はお稲荷さんがほしかっただけなのかな」
そっと手を叩きお別れの挨拶をする灯里
そして帰路につく灯里たち
ゴンドラの上でアリシアが尋ねる
アリシア「灯里ちゃん、お狐様の行列ってどんな風だったの?」
灯里「なんだか不思議なかんじでとってもきれいでしたよ」
アリシア「ふうん」
灯里「花嫁さんもいましたよ」
アリシア「花嫁?あ、思い出したわ」
灯里が言った言葉で何かを思い出したアリシア
灯里「何をですか?」
アリシア「お天気雨の別名」
灯里「え?別名?なんていうんですか?」
アリシア「ふふ、狐の嫁入りっていうのよ」
今回の話って確か第1巻にあったお話ですよね?
1巻だけは読んでるので(笑
灯里が出会ったとても不思議なお話でした。
狐の嫁入りってなんか神秘的なかんじがしていいですよねー。
私もたまに冗談ぽく天気雨が降ると「あ、狐の嫁入りだね」なんて
言ったりする時があります(笑
そう思うことによってただの雨がいつもと違った雨に思えたりして
楽しいですよね。代々伝わる遊び心みたいなものなのかなぁ。
最後に振り向いた灯里は何かを見たのかな?それとも思い出した
のでしょうか?どちらとも取れますが、勝手に解釈するならば
思い出したほうなのかなって。灯里とアリア社長が見たものが
まさに狐の嫁入りだったことを思い出しての表情だったのでは
ないかなって思いました。
もしかすると仮面をつけた少年は灯里たちに狐の嫁入りを見せたくて
いざなったのかななんて思ったり。
そしてそのお礼としてお稲荷さんをもらったのかな。
とても神秘的なお話でした。
・「その 春にみつけたものは…」
アリシア「実は灯里ちゃんに見せてあげたいとっておきの素敵な場所が
あるの」
そういってアリシアは灯里を春を見つけに行くピクニックに誘う。
アリシア「灯里ちゃんあの島へ向かってちょうだい」
灯里「なんだか探検隊みたいでドキドキします」
恥ずかしいセリフ禁止!!
藍華様、代わりにつっこんでおきましたです (`・ω・´)
アリシア「じゃあ、隊長さんあの岸から上陸してもらえますか」
灯里隊長「アイアイサー」
アリア船長「ぷいぷいにゅーい」
そぶ4等兵「むちむちぽんぽーーん」
そして島へと上陸した2人と一匹
お弁当の入った籠を自ら進んで持つアリア社長
おお、荷物持ちをするなんて素晴らしいネコさんだ!と思いきや
ぐーっとなるアリア社長のお腹
おまえの狙いはそこか!(笑
見かねた灯里はしかたなくお弁当タイムを取ることに
っていうかそれ早すぎだろ(笑
着いた途端にお弁当って・・・。まぁ、食いしん坊ネコさんが一緒なので
しかたがないか。
うわー、アリア社長弁当いいなぁ(じゅるり
めちゃくちゃおいしそうだぁ(*´д`*)
つーか、アリア社長先週はキャットフードで今回はお弁当ですかい!
雑食すぎ(笑
しかもせっかくなんだからもっと味わって食べようよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
アリシアさんの手作り弁当なんだからさぁ(*゚∀゚)=3ハァハァ
暁だったら泣いて飛びつきそうだな(笑
食べ終わったと思った途端、蜂を見つけてその後を追いかけるアリア社長
あんたほんとに気まぐれだな!!
その後を慌てて追いかける灯里
灯里「お花の道がずーっと奥まで続いてますよぉ」
アリシア「きっととっておきの場所への道しるべよ」
は、はずかし・・・
そしてどんどん進んでいく
ある建物への入り口を見つけた灯里、そこはアクアの入植初期に使われて
いた駅だった。今は廃墟となってしまったが昔は街づくりに必要な岩石
などを運ぶのに使われていた場所だった。
なるほど、いわばアクアの歴史がここにつまってるわけですねぇ
そういう歴史ある場所を訪れるというのもまたよいものですね。
そして線路を見つける灯里たちはその線路に沿って先へと進んでいく
「ずんずんずんたかずんたかずん、ずんたかぽこてんずんたかぽーん」
ずんぽこてんの歌キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
名づけて「灯里行進曲」(勝手に命名)
すると線路の先は二手に分かれてしまっていた。
どちらへ進めばいいのかアリシアもわからない
灯里「そういう時は・・・こうです!」
そう言って棒を立てて手を離す灯里
灯里「きっとこっちです、アリシアさん」
ちょwww原始的すぎwwww
さすがだぁ、さすが灯里さんだぁ
灯里さんらしくてグッドです(笑
棒が倒れた方向へと進んでいくアリシアたち
アリシア「そろそろ日が暮れるわね、もう帰りましょうか」
歩き続ける灯里たち
アリア社長のお腹が夕暮れの時を告げる
空は夕焼け色に染まっていた。
ってアリア社長燃費悪いなぁ(笑
帰ろうと言うアリシアだったが、じゃあ、あの木までと言ってもう
少しだけ進むことに。
そして少し小高い丘を登ったその先には
一本の大きな桜の木が聳え立っていた。
たまらず駆け寄る灯里たち
桜の木の下にはもう使われなくなり捨て置かれた一両の車両が
あった。
その中へと入る二人
そして桜の絨毯に寝転がり開いた天井から桜の木を眺める灯里とアリシア
舞い落ちる花びらがなんともきれいですねぇ。
灯里「この桜は何十年もずーっとひとりぼっちでこんな素敵な場所に
いたんですねぇ」
でもそこはアリシアが見せたい場所ではなかった。
その時アリシアはあるお話しを灯里に話し始める
「ある旅人が求めるものを探す旅に出るとき、師に言われたの。絶対に
道を見失ってはならない。一つでも間違えると二度とお前の求める
ものは見つからなくなるからと。でも旅人は不幸にも道を見失った。
力なくうつむく旅人、だけど再び顔を上げた彼の目の前に広がって
いたものはかつて旅人が求めていたもの以上のすばらしい世界だった」
「失敗や寄り道をしなきゃ見つからないものもある」
うほっ、ええお話やなぁ。
失敗をしないのが一番いいということは当たり前だけれど、確かに失敗から
得るものはあると思いますね。まぁ、かくいう私もいいこともあれば
失敗もやってきてますから(笑
寄り道しすぎな気もしますがね(´;ω;`)
やはり大事なのは失敗したときに自分を見失わないことなのではないで
しょうか。失敗を乗り越えればそれは経験となるし次への糧となるはず。
次へ進む勇気を持つことが大事なのだと思います。
っておれが言っても説得力ねぇ(笑
それはそれとして
アリア社長がなにか食ってますが(笑
山葡萄か何かかな?
お腹を壊さなければいいけど・・・。
しかし実際にアリア社長が壊したものはお腹ではなくそこに立っていた
電柱だったようです(笑
電線に絡まってしまったアリア社長
次の瞬間ショートしてしまう
って大丈夫なのか?!
しかし災い転じて福と為すではないが
そのショックで捨て置かれた車両のライトが点灯し
見事なまでの夜桜を照らし出すのだった。
灯里「アリシアさん、私たちやりましたね」
アリシア「うん、灯里ちゃん」
灯里「とっておきの春」
アリシア「みーつけた」
夜空に向かって伸びるいくつもの光の筋がかけがえのない春を照らしていた。
今回のお出かけシリーズはほんとに心温まるエピソードでした。
結局アリシアさんが見せたかったものはなんだったのかが気になりますが
結果的にそれ以上のものを見つけられたようなのでよしとしますかね(笑