最高の料理を振舞う。一方で徐々に集い始める力と力。
そして彼女は決戦の舞台へと旅立つ
リコのところに帰らなきゃ・・・。
雅音はウィッチブレイドの姿のままリコの元へと向かっていた。
本能がそうさせているのだろうか。
斗沢「見えなくなってもそばにいる・・・か。あいつなりに必死に考えた
んだろうな。お前に話すのはママだって辛かったんだ。
でも・・・・話さなきゃならなかった・・・どうしてか
おまえならわかるだろ？」
リコ「私がさみしくならないように」
斗沢「ああ・・・そして早く笑えるように・・・だ」
斗沢と共に雅音の帰りを部屋で待つ梨穂子
回収失敗のニュースに不安がる奈月ビルの面々の前に突如現れる
ウィッチブレイドのままの雅音。
怯えるチョーさんたちをよそに、そっと雅音の元に寄っていく梨穂子
リコ「ママ・・・おかえり」
その瞬間、開放されたかのように雅音の変身が解け、そのまま倒れこむ。
おかえり・・・その言葉が聞きたかった。
怯えることなく変身したままの雅音に寄っていくリコちゃんの姿は
見ててなんともせつない(つД｀)
そして梨穂子は雅音の為にご馳走の準備
目を覚ました雅音は梨穂子の顔にそっと手をやり
雅音「ただいま・・・まだ言ってなかったよね」
その瞬間泣きそうな顔をする梨穂子。でも彼女は泣かなかった。
ほんとは泣きたかったに違いない。抱きつきたかったに違いない。
でもそうはしなかった。雅音の前では笑っていなければいけないと
思ったから。雅音を安心させたかったから。
強いなぁこの子は。
エクスコン回収失敗のニュースが流れる中、うるさいハエのように
わめく和銅をしばらくかけてこないでと一蹴する西田。
瀬川の言うとおり和銅はほんとに小さいやつですなぁ。必要以上に
わめきまくる姿は完全に負け犬。
そして輸出用に輸送していたはずのＩウェポンが勝手に移動を始めたとの
連絡が入る。
どうすることも出来なくなった和銅が頼ったのは鷹山でした。
そして鷹山も大量のＩウェポンが東京に向かっていることを知る。
鷹山「Ｉウェポンの数は？」
和銅「３８００だ」
工エｴェｪ（´д｀）ｪェｴエ工
前回の１０倍以上かよ・・・。
公にするのを避けたい和銅を無視し、瀬川に指示を出す鷹山
和銅「瀬川！おまえまさか最初から鷹山のスパイだったのか？！」
瀬川「いいえ、今乗り換えただけです」
鷹山「あいつはああいうやつだ」
ここまではっきりしてるとなんか瀬川がいいやつに思えてくるよ（笑
仕事だけはちゃんとできるやつだしね。
また一緒にがんばろうと鷹山と和解しようとする和銅をボートはすでに
沈んでいる、穴を開けたのはあなただと最終宣告。
これにて和銅さん撃沈。
瀬川「局長、ちょっと変わりましたね」
鷹山「なんのことだ」
瀬川「前ならもう少しねばって導示を救う道を探したんじゃないですか？」
その瞬間、雅音や梨穂子と過ごした記憶がが頭をよぎる。
今は家族と呼べる大切な人がいる。守りたい人がいる。
どんなものにも変えがたいものを守るために・・・。
鷹山「Ｉウェポン・・・３８００か・・・」
鷹山からの電話で雅音もそれを知ることとなる。
雅音「それ・・・私に向かってるんでしょ」
雅音は自分の体とは別にウィッチブレイドの力を感じていた。どんどん
大きくなっていくその力を。
雅音にＩウェポンとの戦い方をアドバイスする鷹山
雅音「了解、他に指示はありますか？ボス」
鷹山「以上だ」
込み上げる感情を抑えて鷹山は声を絞り出した。
その声はどこか震えていた・・・。
雅音「じゃあ、こっちからひとつだけ・・・あのね、梨穂子が寝言を言う
時・・・よっぱらったあなたにそっくりよ。いつか見てやって」
あーちくしょう、前がかすみやがる・・・(つД｀)
今までずっと鷹山の言うことに逆らってきた雅音が最後に見せた素直な
姿、鷹山のことをボスと呼んだ瞬間の鷹山のわずかな表情の変化。そして
かすかに震える声の演出はすばらしくポイント高いなぁ。
あれだけ常に冷静だった男が見せた心の弱さ。
それは守るべき人ができたが故のちょっとしたほころびなのかな。
ニュースでその事態を知った斗沢が雅音の所へきたその時
梨穂子の手料理が完成した。
雅音「やっぱ、リコの手料理は最高よねぇ」
そう言ってリコの料理を一口食べた雅音はある異変に気づく。
斗沢「マサムネが・・・あいつ・・・喰いもんの味もわかんなくなってる」
雅音は味覚を失っていた。
雅音「うん、おいしい、やっぱりリコの料理が一番」
リコ「味付け、ちょっといつもと変えてみたんだ」
雅音「最高、リコって料理の天才ね」
それでも雅音は食べ続けていた、もしかしたらこれが梨穂子と一緒に
食べる最後の食事になるかもしれない最高の料理を。
まりあ「邪魔なものは消すのよ。すべて」
まりあたちも向かっていた最終決戦となるその場所へ
梨穂子名義の通帳、鷹山のナンバーが記憶された携帯電話を梨穂子に
渡す雅音。彼女もまた最後の戦いへと進もうとしていた。
そんな彼女に梨穂子は小さなビンがついたネックレスを雅音の首にかける。
それは大好きな人と離れ離れにならないという願いがかけられたあの
貝が入ったビンだった。
マリ子「帰っておいでよ！今月分の家賃まだもらってないからね」
ナォミ「雅音さん！大吉！大吉です！」
リコ「ママ！！」
リコ「いってらっしゃい」
雅音「行ってきます」
雅音「さぁ、後は・・・・戦うだけ」
そしてついに最後の戦いが幕を開けるのであった。
あかん、もうだめだ・・・涙がとまらねぇ・・・。
雅音と鷹山とのやりとりとか味覚を失っても食べ続ける雅音と梨穂子の
親子愛とか、すばらしすぎるんですけど｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡
最後の晩餐ではないけれど、いや最後ではないと思いたいけれど
梨穂子との大切な時間を過ごした雅音。
いよいよ、最後の戦いとなるわけですが、待ち受けるのは３８００体もの
Ｉウェポン、そしてまりあやあさぎもやってくる。
もうどう考えてもラストの３０分は怒涛の展開になることは間違い
ないですな・・・。というかあと３０分で足りるのだろうか？
もうご都合主義でもかまわない・・・。
もう一度、抱き合う雅音と梨穂子の姿を見せてください。
笑顔の二人を見たいです。
そして最後に不意打ちのような次回予告
この次回予告ははっきりいってやばいって・・・
熱いものを抑えることができなかった・・・。
どうか二人を幸せの光が包み込みますように
次回 第２４話 「光」
9/16追記
最後、梨穂子はどんな思いで「いってらっしゃい」って言ったんでしょうね
たぶん彼女なりにこれが雅音との永遠の別れになるかもしれないことは
感じていたでしょう。
でも、彼女は泣かなかった。たった６歳の子供なのに。
本当は泣きつきたいところなのに少女は笑顔で見送った。
それを考えただけでももうだめですね・・・。
もう一度梨穂子の「おかえりなさい」が聞きたいです。
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