まるで今までの出来事が嘘だったみたいに何も起こらなくなってしまった。
電子機器に怯えることなく生活ができるようになった千波美。
それは彼女がずっと望んできたもの。
のはずだった。
電子ジャーでご飯を炊くことも出来る。
音楽を聴く事も出来る。
改札だって通れる。
電磁波を気にすることが無くなった千波美が今まで出来なかったゲームセンターや
CDショップに行ったりして、ごく普通の生活を楽しんでいる光景は
新鮮ではあるもののやはりどこか違和感を感じるものでしたね。
圭子「海老原さんて普通の子とちょっと違ってるっていうか、独特っていうか。
そんな気がしてたから」
携帯を持とうとする千波美にどこか違和感を感じずにはいられなかった小松菜さん。
普通とは違ったものを持っていた千波美。
時代の流れと異なる流れの中に身をおいていたからこそ、彼女らしさがそこに
あったわけで、今の千波美は千波美であって千波美じゃないんですよね。
「変わらないほうがいいこともあるんだなって」
ごく普通の人間として、ごく普通の女子高生としての生活を手に入れた千波美だが
その心にはどこか物足りなさを感じてしまう。
今まで普通じゃなかったものが普通になってしまった。
ずっと憧れとして描いてきたもの
一生手にすることが出来ないと思っていたものを手に入れたものの
それは思ったよりも普通であり、普通過ぎるものだった。
人とは違う自分でいることで自分という存在を認識してきたからこそ
今の自分じゃない自分の姿に怯え始めているということなのかもしれないね。
彼女が力を失うことになったきっかけはおそらく巫君との出来事なのでしょうけれど
失恋とも呼べる精神的なショックが彼女の体に異変をもたらしたってことなのかな。
巫「違うんだ!おれは・・・・おれは・・・君に・・・」
巫君の前から走り去る千波美の背中に向かってつぶやいた言葉
君に・・・の後に続く言葉は一体なんでしょうかね。
まさか、君に恋をしたとか言い出すんじゃないだろうな?
あーん?今更って感じじゃね?( ̄σー ̄) ホジホジ
あれだけ言い切っておいて、実は能力を追いかけるうちに
君のハートを追いかけていたんだとか言うんじゃなかろうね。
まぁ、ソノソノは私が責任を持って面倒見るから安心してくれたまえ。
チミは存分に眼鏡プレイを楽しむがいいさ。
次回からサマースクールということでそろそろ黒幕さんと接触という展開に
なってきそうな雰囲気ですね。
力を失った千波美が力を取り戻すのもやはりきっかけは巫君ってことになるのかな。
どうでもいいことなんだけど
ガンドメチョって一体どんなものなのか気になるなぁ(笑
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「普通」の生活になれば、
きっと幸せになれるはず。
でも違った、よね。
だって、「普通」の生活だと、
自分が自分らしくなくなるから。
たぶん千波美だけじゃない。
「あこがれ」の生活は、実現してみると、
案外、それほど「あこがれ」ではないのかも。
こんばんは
憧れは手に届かない位置にあるからこそ「憧れ」であるのかもしれませんね。
確かに実際に手に入れてしまったら「なんだこんなものか」って
思うことってありますよね。
理想はあくまで理想、現実は現実
千波美とっては電磁波を気にする生活が「普通」であって
力が無くなった生活はあくまで「異なるもの」でしかないのですよね。
自分らしさって言葉は難しいなぁとつくづく思います。